(動画) 加美町「指定廃棄物最終処分場候補地の白紙撤回を求める緊急住民集会」と岡山講演
自覚と熱意ある1000人の参加によって開かれた。平成26年6月28日
<動画>
加美町町長 猪股洋文氏: 経過報告・解説・決意・呼びかけ
岡山博 講演 「放射性廃棄物処理とは何か、何をすべきか、何をしてはいけないか」
講演配布資料(加筆修正)
「放射性廃棄物処理とは何か、何をすべきか何をしてはいけないか」
放射性廃棄物処理とは
放射能(放射線を出す性質)は化学反応などで減らすことはできない。
人ができるのは 移動することだけ。
「放射性廃棄物処理」とは:
・放射性廃棄物を集めて、人や社会に影響が少ない状態にして長期管理すること。
福島原発事故で撒き散らされた放射性物質は:
・各地に分散させてはいけない。汚染されていない地域を汚染してはいけない。
適切で合理的な処分法は
・福島原発付近の、強く汚染されてしまった地区に大規模管理施設を作り、
・全国に散らばった汚染物質は全て1箇所に集めて厳重管理する。
政府方針の重大な問題
福島原発事故で撒き散らされた放射性物質は多すぎて、法律通りに処理できない。
・福島原発事故で生じた放射性物質は、別扱いにする法律を作った(特措法)
・「宮城・栃木・茨城・群馬・千葉県は県ごとに「最終処分場」を造れ」という方針
福島県だけは最終処分場ではなく「中間管理施設」。
・5年以内に造り、他県に最終処分場を造って集めた汚染物は30年以内に全て福島県から撤去する」
・作った本人も、福島のほとんどの人が信用しない人を偽る方針だ。
・偽りに基づいた方針で汚染対策が進められている。
除染やごみ焼却で出た放射性廃棄物は、
・1kgあたり8000ベクレル以下は、通常ゴミと同様に、埋め立て処理、あるいは土木材料として使う」と決めた(特措法)・
福島以外の原発や事業所が、今も行っている法律の規制は
・1kg 100ベクレル以上は一般ゴミとして処理や搬出禁止(クリアランス)
・1kg 1000 ベクレル以上は 特別の施設で鍵をかけて厳重管理(放射性物質)
(被曝による健康被害・環境汚染を防ぐため)
・福島原発事故の放射能汚染物だけ例外扱いして 1kg 8000 ベクレル
・福島原発事故の放射能汚染は、多すぎて法律通りできないから、規制を80倍あまくした。
・安全でないのに、基準を作ったあとは「基準以内だから安全」と強弁して対応している。
・環境中にあったり、個人が除染した汚染物は、規制しない。対応しない。
・仙台でさえ、雨樋に溜まった落ち葉など 1kg 数万ベクレル以上はたくさんある。
・仙台市に要望しても、測定も除去も回収もしない。
ごみ焼却による放射性物質濃縮
・焼却すると放射能は10―20 倍に濃縮される。
・ゴミ処理工場で、1kgあたり500ベクレルのものを焼却すると10000 ベクレルになり埋め立てできない。
・汚染物は一般ゴミと混ぜて薄めて、8000ベクレル以下にして一般ゴミとして埋め立て処分をしている。
・同じことを事業所や原発で行えば、責任者は処罰され、業務停止になる。犯罪を省庁が行い、地方行が従っている。
・行政が日本中に汚染を広げている。
「各県に最終処分場」はだめ
「各県の放射性廃棄物は 各県で処分」
⇒ ・「各県」に分散は「集めて管理」という原則から外れる
・ 福島原発から出た汚染物だから、福島原発(周囲)の汚染された地区に戻す。
「加美町に最終処分場」
⇒ ・ 汚染されていない地域に汚染物を大量に持ち込んではいけない。加美町処分場はだめだ。
・ 厳重管理が必要。現在の政府や県の取り組みでは厳重管理できない。加美町処分場はだめだ。
・ 地面より低い所に大量の汚染物おいてはいけない。雨水や地下水が流れ込んで入った分は必ず外に漏洩して周囲を汚染する。
放射性廃棄物をどうするか
・福島原発付近の、強く汚染された所に大規模処分管理施設を造る
・全国に散らばった汚染物質は、全て1箇所に集めて厳重管理する
・これ以外に合理的処分法はない。都合を入れずまっすぐ考えれば誰でも分かることだ。
<福島原発付近土地確保は可能>
・原発周囲につくる大規模福島「中間施設」を全国対象の施設に切り替えればよいだけだ。
・これまで、原発や火力発電所、高速道路、どれも、土地を売って、住民は土地を離れた。十分保証して土地を譲り受ければ良い(進行中)。
・汚染が続きインフラも産業も破壊されたところに多くの人は戻りたいだろうか?
・強く汚染された土地に戻すことが非人道的だ。
・住民が苦しいのは、原発事故で汚染されたことが原因だ。事故がなかったかのように「元に戻りたいか」という聞き方が誘導質問だ。
これからどうするか
・ 加美町に最終処分場を造らせない。加美町に、放射性汚染物を持ち込ませない。
・ 候補地にされた栗原市、大和町と押し付けあうのではなく共同して、宮城県内に最終処分場を造らせない。栃木、茨城、群馬、千葉の候補地とも共同する。
・ 仙台や県内各地の人、や自治体に訴え共同する。「汚染物を加美町に送り込むな」。
・ 全国の汚染物を全て集めて管理する、最終処分場を福島原発付近に造らせる。
・ 日本全体の問題として、全国の人に訴え共同をよびかける。
集会次第
中新田文化会館(バッハホール)
主催:「放射性廃棄物最終処分場建設に断固反対する会(加美町、JAを含む40数団体)
1.あいさつ
放射性廃棄物最終処分場建設に断固反対する会 会長 髙橋 福継
2.これまでの経過と概要
加美町長 猪股洋文 様
3.講 演
「放射性廃棄物処理とは何か、何をすべきか、何をしてはいけないか」
元仙台赤十字病院呼吸器科医師、元東北大学臨床教授 岡 山 博 様
4.激励のことば
5.国に対する要望・意見
6.閉 会
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