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2014.05.23 (Fri)

美味しんぼ騒動: 風評被害だと発言抑圧するのではなく 、調査をして真実を明らかにすべき

    風評被害だと発言抑圧するのではなく
            調査をして真実を明らかにすべき


                岡山 博  ( 元仙台赤十字病院呼吸器科医師、元東北大学臨床教授 )

 現時点で、私は被ばくによる鼻血があったかなかったか、両方とも可能性があり断言できない。

 原発事故で被ばくした人の数百倍の放射性ヨウ素を、甲状腺ガン治療で飲んでも鼻血は出ない。
この程度の全身被ばくで血小板が減って出血傾向になる可能性はほとんどない。
そこで、被ばくによる鼻血を否定する人は、「被ばくによる鼻血は論理的にありえない」と言う。

 しかし、呼吸で吸入した放射性物質の多くが狭い範囲の鼻粘膜から吸収されたり、放射性微粒子が粘膜にしばらく留まったりすれば、局所の細胞は強く被ばくするので出血する可能性はありうる。

 この問題で答えを出すべきことは、被ばくによる鼻血があったかなかったかという事実をはっきりさせることだ。
それが確定してはじめて、メカニズムを考えることができる。

子どもの鼻血はしばしばあるから個別的な鼻血の例を集めても答えは出ない。

 鼻血は、本人も親も簡単にわかる。だから、「被ばくが強い地域」「被ばくが弱い地域」「被ばくがほとんどない地域」で、大集団の子どもを調べて、80%以上回収する調査を行い、鼻血の頻度と程度を比べると被ばくに関係した鼻血があったか否かが確定できる。
 集団の80%以上を回収する調査は、個人や病院が行うことは困難だが、教育委員会が学校単位で行えば簡単だ。

 政府と行政は、「この程度の低線量被ばくでは子どもの甲状腺ガン以外に健康への影響はない」という立場で被ばく対策を行っている。
 したがって甲状腺ガン以外の鼻血が被ばくによって生じるとなれば政府の対策の根本が崩れるという意味でも確定することは重要だ。

  2012年4月、政府と福島県の被ばく対策の中心になっていた山下俊一元福島県立医大副学長に、学校単位で鼻血調査をすることを私は直接提案・要望した。
山下氏は「この程度の被ばくで鼻血は起きません」と言って私の要望を受け入れなかった。
学校での調査をこれからでも行うべきだ。
これで全てはっきりさせることができる。

 簡単な調査をしないまま、「鼻血はありえない」「不安を煽る」と言って、真実を明らかにしないことや、当然の疑問も「発言するな」という政府や関係者のあり方は、住民の健康を守ることや、危険に対する対応のあり方として誤りだ。
被ばくした被害者や住民の安全をわざわざ損なうものである。

 メディアや多くの人々が、発言・表現の自由を抑圧する側に加担したり、無関心でいたりする状況は、被ばくとともに重大な問題である。

(ママレボ通信2014年5月20日「美味しんぼ騒動をめぐる専門家・表現者たちの声」での発言 http://momsrevo.blogspot.jp/からの コピー)
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