「酵素やEM菌が放射線障害に有効か」 ――まともな常識の整理――
――まともな常識の整理――
要約
・ 放射能は分子ではなく原子の性質なので細菌や化学反応で減らせない。できるのは移動だけ。だから、EM菌が放射能を取り込んで移動させるというのではなく、取り込んで放射能を減らすことはない。土壌の放射能を減らせない
・ 細菌や酵素は腸から吸収されない。だから経口摂取したEM菌や酵素が、組織や臓器に到達して作用することはない。
「発酵食品(の酵素)が傷ついたDNAを修復する」とTwitterで発言された方に
「①納豆、漬物等にDNAを修復する酵素はあるか、②食物の酵素が分解変性されずに血液に吸収されるか、③DNAが存在する細胞内に入るか」と返信しました。
控えていましたが、自由に怯えることなく発言でき、論理的で健全な議論を保障し、人が敬意を持って関係しあう、健全な社会を作っていくために、批判すべきことはきちんと批判すべきだと考えるようになりました。
Twitter で述べたことを含めて、箇条書きにします。
「EM菌で畑の放射能が減るか」:
減らない。放射能は分子ではなく原子の性質なので、微生物や化学反応、人間の力では減らせない。
できるのは移動だけ(体内を含め、移動の話は今回は省略)。
「減る」という人はそれを証明して全てのまじめな反論に回答する義務がある。
「体内の放射能には?」:
放射線の化学作用の多くは細胞内で起こる。
EM菌(細菌)が人体の細胞で働くためには、腸から吸収されて血液に混じって、全身の細胞に運ばれなければならない。
しかし、細菌は腸から吸収されない。
細菌が腸から組織や血液に入り込んだらすぐ殺菌される。
腸の中には、常に、無害な細菌が沢山いる。
EM菌など、無害な細菌でも、もし、それが吸収されて血液の中で生き続けたら、全身に運ばれて繁殖し、高熱を出して、人は数日で死ぬ(敗血症)。
敗血症を起こしていないということは、細菌が血液中にいないことを意味している。
「EM菌が体の中で放射線による化学反応を減らすか」:
放射能によって生じる障害を減らさない。
放射線障害の機序のほとんどは細胞内で起こる。
(放射能を排泄など移動させることについて今回は省略)。
たとえ、注射して血液中に細菌を入れても、細菌は細胞内に入らない。
「EM菌、味噌、納豆などの酵素は有効か。腸から吸収されるか?」:
誤り。 酵素は大きな蛋白分子。
経口摂取したら小さな分子(アミノ酸)にまで消化分解されて、わずかな蛋白栄養として吸収されるだけ。
もし酵素が腸からそのまま吸収されるなら、酵素たっぷりの生野菜や刺身を食べたら人は死ぬ。
自分の消化酵素も吸収して体中が消化されて死ぬ。
「味噌、納豆などの酵素が人の細胞内で、放射線障害を減らす?」:
誤り。放射線が、過酸化物を作ったりして、DNAなどを損傷するのは細胞の中。
食べた酵素は腸から吸収されない。
仮に注射して血液に入れても、すぐに不活化される。
普通の細胞の細胞膜は通過しないので、細胞内に入らない。
(入るなら、細胞も人も生きられない。詳細は省く)。
「酵素」とは①。
物としては蛋白質の大きな分子。
人も動物も植物も何千種類の酵素を作っている。
微生物が作る酵素の種類は少ない。
DNAは蛋白を作るための設計図(遺伝子)なので、それぞれの酵素(蛋白)の遺伝子もそれぞれ、DNAの特定の場所にある。
「酵素」とは②。
蛋白やDNAや体内のあらゆる物質(分子)を作ったり、壊したり、化学的に変化させる働きを持つ蛋白。
厳密に特定の物質の特定の部位だけに作用する。
蛋白やDNAなどの物質を作る酵素も、壊す酵素も、作用が異なる沢山の種類がある。
酵素の作用で変化を受ける分子(基質)の、細かいひとつひとつの作用点は酵素ごとに厳密に決まっている。
他の物質には全く作用しない。
「酵素」とは③。
例えば唾液やすい臓から分泌される膵液に含まれるアミラーゼはでんぷんを少し分解する。
第1段階で分解されたでんぷんは、更にブドウ糖にまで消化、分解されて腸から吸収される。
吸収されたブドウ糖は血液から細胞に吸収されて更に分解・代謝(生体内で、酵素の作用によって分子が分解したり構造が変わること)されて、最後は水と炭酸ガスとエネルギーになる。
エネルギーを出したり、様々な物質を作る材料になる。
この過程だけでも、何十種類の酵素が関係している。
全ての酵素の構造、作用、作用の仕方、作用の調節や酵素の名前は、全ての酵素で詳しくわかっている。
全ての酵素には、一つ一つ名前がついている。
ここまでは中学理科や、高校生物程度の一般教養的基礎知識。
専門家ではないが、一般的な専門的教養知識とは、蛋白や酵素の構造についての一般的理論や、酵素作用の、数学的、化学的なことを基本的に理解していること。
専門的知識とはいくつかの酵素について、構造も機能も遺伝子も何でも知っていること。
研究者とはその知識を持った上で、実験をして新しい事実を発見し、証明する人。
基礎知識がない人が、科学の世界で承認されている基本的認識を覆す、でまかせ解説をすべきではない。
もし主張が正しいなら、それを証明して論文を2つ書けば世界のどの大学の教授にでもなれるほどの大発見です!
聞きかじりで、正しさを自分で説明できないことを、真実であるとして、でまかせの「解説」や「指示、指導」をしてはいけない。
酵素の正確な作用を言わないで「酵素の働きで」というのは殆ど怪しい。
何事でも、「解説」する人は基本知識を持っていなければいけない。
内容に責任を持たない=正しさを自分で説明できない、聞きかじりの知識で自分が考えることはかまわないが、他を非難したり、他人や社会に断言した解説や指示をすべきではない。
誤っていることを解説する人の分類
① 無知なのに他人に、解説や指示する。テレビアナウンサーも毎日している、日本のメディアも異常。
② でまかせ
③ 誤りと知っていて言う嘘、確信犯。
どれもまずい。なぜまずいか、どれほどまずいか、それが人や社会にどのように作用しているかを、深く考えよう。
解説や指図をする人は、正しさを証明して全ての反論に回答する義務がある。
「聞いたことを言っただけです」は無責任なことばで、これが看過、黙認、通用するまともな社会はない。
これはおそらく日本でしか通用しないことば。
「嘘だというなら嘘と証明しろ」というのは論理を知らない無知の暴論。
これが暴論であるとわかる、論理と知性をもちましょう。
「嘘やでまかせの解説や、主張をしてはいけない」「あざむいてはいけない」ということは、科学知識の問題ではなく、人として、社会としての、誠実さ、まともさの問題。
誤ったことの吹聴は他人の判断を誤らせ、他人と社会に損害を与える。
誤りへの妄信は、自分と社会の知性と健全性を損なう。
人や社会を欺いてはいけない。
真実ではないでまかせを根拠に、他人を非難してはいけない。
嘘やでまかせで他人を批判することを黙認すると、恐怖社会になる。
日本はかなり、自由に発言できない恐怖社会になっている。
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また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
薄めて使って、一ヶ月で0.005マイクロシーベルト除染してました、
ので、今度から原液に近いものを使ってみます、
0.085から0.079です、
それにしても、関東は、外の、放射能量が
上がりました。
ちなみに、放射能には、五井野正さんのGOPが
一番オススメ、五井野さんは、創価学会の圧力で
日本では、ほとんど、存在を知られていませんが、
ロシアチェルノブイリでは、名誉賞を受けています、
五井野正さんのGOPは、涙がでます、
★健全な議論には、的を外さない子t場の往復と誠実な言葉が不可欠
『岡山博東北大臨床教授が「EM菌」は放射線障害には無効!と断言してる。(http://bit.ly/wLRT5f)このセンセは、EM菌=乳酸菌の腸内濃度が高まればマクロファージやNK細胞が増える!というエビデンスを知らないらしい。『乳酸菌力』(後藤利夫:小学館)でも読んだらぁwww』
そのおひとりに以下の返信をしました。
以下はTwitter での私の返信の内容を読みやすくまとめた文章です。
**さんは、マクロファージについて、
①活性化の内容
②活性化させる刺激
③生体機能にとっての、マクロファージ活性化の意味
をどう理解していますか?
**さんは、
④体のどこでEM菌がマクロファージを活性化させ、
⑤活性化されたマクロファージが体のどこで
⑥どのように放射線による障害を抑制すると考えますか?
以上に関しては、①-⑥は細部を別にして、基本的なことについては議論の対象ではなく、議論に必要な基礎知識です。
以上の基本的な知識があることを前提として、
EM菌が有効に作用する機序として、**さんは、
⑦マクロファージが活性化した結果、マクロファージとNK細胞が増えて、その結果NK細胞が放射線被曝作用を軽減させるという作用機序だけを考えていますか?(「もしほかにもあると考えるならそれも話してください」)
⑧もし、マクロファージ活性化によって起こるNK細胞増殖が最大の機所であるとするなら、マクロファージを活性化するものは何でも放射線障害を減らすと考えますか?
以上について、**さんの考えをきちんと理解した上で、マクロファージについて、既に分かっていることの解説と私の考えを書きます。
私は丁寧な議論をしたいと考えます。
聞きかじりの他人の主張・言葉を、引用して主張し、誤りがあっても自分で引用・発言した内容に責任を取らないのでは、健全な議論はできません。
自分の主張は言わず、「必ずしもそうとはいえない」という発言は、まともな議論を損ねるルール違反です(なぜルール違反かは省略)。
議論するには、的を外さない、誠実な言葉の往復が必要です。
従って、自分で「正しい」と責任を持つ事だけを自分の主張として提示し、反論されたら、自分の責任で、的確な意見、反論を下さい。
敬意を持って、丁寧できちんとした議論をするために、自分で最後まで責任を持つ、ご自分の言葉をお待ちします。
まだ返事はいただいていません。
メルセゲル2さん の意見・反論に対して、私の意見、反論を別記事として書きました。
メルセゲルさんに、きちんと意見を述べたのですから、それに対して、メルセゲル2さんが発言する番です。お待ちしています。
微生物学専門さんのメルセゲルさんへの意見、私も同じに考えます。
これはメルセゲルさんだけではなく、雪ん子さんとyoyo さんへの意見としても成り立ちます。これまで、多くの専門家によって認められていることを覆すなら、覆す根拠を証明、説明し、全ての反論に正当に答える義務があります。誤った主張や結論を正しくないと批判する場合は、その結論を出すために使った事実の提示や、論理が正しくないことを指摘するだけで十分です。その結論自体が誤っていることを証明する義務はありません。論理のいろはです。そうしないと、どんなでまかせ、とんでも発言が通用してしまいます。明らかに誤っていることを指摘するのには、誤っていることを証明すればよいのであって、でたらめな論理やでたらめな証拠を使って出した結論内容が間違いであることを証明する必要はありません。トンでも発言が間違いであることを証明するために莫大な研究をする暇と研究費はありません。
光細菌?というのは光合成細菌のことでしょうか。市販されているEM菌を調べても、光合成細菌は出てきません。光合成細菌の生育条件は特殊なので、専門的な技術が無いと培養出来ません。もちろん家庭で作ったEM菌にも含まれていません。「EM菌の培養方法で光合成細菌を培養することはできない」ということは、当然の「知識」で、論文で証明しなくてはいけないような「仮説」ではありませんから、科学者はそれを証明したりしません。
「光合成細菌がEM菌の中で生きた状態で存在する」「光合成細菌は放射性物質を取り込む能力がある」ということが仮に事実だったとしても、光合成細菌は光でエネルギーを得ていますから、真っ暗な消化器官で結局生き残れません。
EM菌で放射能を減らそう、というのは、「パワーストーンで放射能を減らそう」というのと同じです。「パワーストーンで放射能は減らせない」を証明する研究をする暇な科学者はいないと思いますが。
「光細菌が放射性物質を体内に取り込んでくれれば、γ線は遮断できなくてもα線とβ線は遮断してくれるのではないのでしょうか。EM菌が放射能に効果があるという実験結果はこれで説明できるのではないでしょうか。体内被爆でダメージが大きいのはα線とβ線ではなかったでしょうか。」
私の考え
メルセゲル2さんが、
①「腸の中(この討論では体外として扱う)」か
、②「腸から吸収された血液や組織(体内)」のどちらを考えてのご意見か分からないのでそれぞれについて述べます。
①放射性物質が、腸から吸収されず腸内に残っていれば、そのまま便として排泄されます。
菌が放射性物質を取り込んでも取り込まなくても、あまり関係ありません。
便の中の特定の細菌に仮に放射能が取り込まれて、その結果、細胞の大きさの1/100 mm の遮蔽になったとしても、便の数cm の遮蔽の方が大きい。
菌が取り込んで若干遮蔽したとしたら、そのために被曝が減るのは、これから排泄される大便が受ける被曝が少し減るだけです。臓器や細胞の被曝とは離れたところの出来事です。
便の中の細菌がどのように、体の組織を構成している臓器や細胞の遮蔽になって被曝を減らしますか?、
証明は否定肯定とも科学者の義務。在野の人物が何かを発見したとして、それを否定することしかできないのは科学者ではない。
>微生物や化学反応、人間の力では減らせない
こういう発想では次につながらない
http://www.mhi.co.jp/atrc/project/pdtamakuso/
元素変換は真面目な技術。
★常識の解説はそれはそれで良いが自分自身でその実験をして確かめたのか!?
効果があるというなら、哺乳類の細胞内に“如何にして影響を与えるか”という経過結果を専門に研究してみたらよい。
ツイッター上でも専門家が既にEM菌が放射能に有効とかはデマだと
発言してるじゃないんですか。
ペット屋にも、お魚さん飼育に有効ということで売ってますが
効果はありません。
効果のない健康食品みたいなものだと思います。
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また遊びに来てください。
岡山 博
とても魅力的な記事でした!!
> また遊びに来ます!!
> ありがとうございます。。